2014年10月20日

お能 燦の会

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10月17日㈮ 
燦の会第5回公演を見てきました。
喜多流の若手能楽師の三人の先生の会。

仕舞 楊貴妃 大島輝久先生、 昭君 友枝真也先生

お能 邯鄲 佐々木多門先生

お能に合わせて仕舞も中国の古典を典拠とした曲が選ばれていました。
「邯鄲」は一畳台が寝床(ベッド)にも、王宮の玉座にもなっている
夢と現実を映し出した演出効果。その一炊の夢の中で舞う盧生。

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邯鄲男の能面


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2014年05月16日

故・谷川健一先生と花礁で遊ぶ会

民俗学者で歌人の、谷川健一先生が常世の国に旅立たれたのは
昨年8月24日。

偲ぶ会が、冨山房インターナショナル主催で、5月10日土曜日に
おこなわれた。東京八重洲の日本工業倶楽部にて。

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会の名称を「花礁(はなぜ)で遊ぶ会」にしたのは、谷川先生の短歌の

「潮引きしあとの花礁(はなぜ)の夕あかり神の作りし島にて死なむ」から
採ったという。
南島の民俗を探求して偉大な業績を残された谷川先生が愛した、美しい珊瑚礁の
海辺。
それを模した段がお写真の下に飾られていた。

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ビデオ上映では先生のお姿、お声にふたたびお会いすることができて
感慨無量となる。お声はラジオ放送「菅原文太の日本の底力」にご出演なさった
ときのもの。

岡野弘彦氏、岡谷公二氏、黒田杏子氏らのスピーチがあり、約150名の
出席者が先生の研究とお人柄を偲んだ。

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2012年10月10日

琉球舞踊 渡嘉敷守良流

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琉球王国の文化であり、沖縄の古典芸能の一つである「琉球舞踊」

渡嘉敷守良流という流派を継ぐ、二代目児玉清子襲名披露公演が

東京の国立劇場小劇場でおこなわれた。

友人として馬場あき子先生が記念の創作舞踊劇の作詞をなさったという
経緯もあり、本格的な琉球舞踊を初めて観てきた。

「風車の花苑」は沖縄の言葉「うちなあ口」に直すと

「かじまやあのはなあたい」と読むのだそうだ。

按司(長官?)の父君の、百歳の誕生祝いに来た近隣国の使者と
息子の許婚の乙女が一目ぼれするが、使者の帰国とともに
はかない恋はおわる。
国の村人たちの収穫祭の踊りなどが入り、雅と庶民の文化が
見渡せる構成。

舞の衣裳の紅型のあざやかな美しさと、舞踊の音楽の南国的な
明るさとゆるやかさは、異国情緒をかきたてるものだった。

釈迢空(折口信夫)はかつて、沖縄で渡嘉敷守良の舞を観て
歌を詠んでいるという。

 「 さ夜中の午前一時にめざめつつ しみみに思ふ渡嘉敷のまひ 」

創作舞踊劇のほかに、琉歌を音楽にのせて舞う伝統的な「諸鈍節」や
「御前風五節」なども披露された。






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